株式会社abilityは、障がいのある方々が持つ創造力や感性を「超個性」として捉え、その才能を社会に発信することを使命とするアート支援企業です。
私たちは、福祉という枠を超え、アートという表現手段を通じて、障がいのある方がクリエイティブな仕事に取り組むという新たな選択肢を提供しています。彼らが生み出す作品は、単なる「福祉的支援の産物」ではなく、唯一無二の芸術として展示・商品化され、企業とのコラボレーションなどを通じて多くの人々の心に届いています。
abilityが目指すのは、「障がい=できない」ではなく、「障がい=可能性の源」という新しい価値観の創出です。アートを通じて偏見を取り払い、多様性が力となる社会の実現に貢献します。

また、私たちはアート作品の販売を通じて、作家自身の経済的自立も支援しています。作品を購入していただくことが、アーティストの報酬に直結する仕組みを整えることで、「評価され、選ばれ、報われる」社会の構築を目指しています。
事業内容は多岐にわたり、展示会の開催、企業とのコラボレーション、オリジナルグッズの展開などを通じて、アートが人々の暮らしの中に自然に溶け込むような取り組みを行っています。
さらに、理念に共感してくださる個人・企業と「パートナー契約」を結び、販売や広報活動をサポートしていただく仕組みも整備。共にアートの価値を広げる仲間を募り、共感の輪を広げています。
私たちはこれからも、障がいのある方が生み出すアートが社会を動かす力になると信じ、誰もが自分の個性を活かして生きられる社会の実現を目指して挑戦を続けていきます。
作家について
作家の中には、発達障がい、自閉スペクトラム症、精神障がい、知的障がいなど、さまざまな特性を持った方がいます。それぞれが言葉では表現しきれない感情や世界観を、色彩や形で自由に描くことによって、自分の内面や想いを伝えています。
彼らの作品には、一般的な「技術的なうまさ」ではなく、感性の自由さ、表現の純粋さ、他の誰にも真似できない独創性があふれています。社会のルールや常識にとらわれない、心のままに描かれた絵は、多くの人に新鮮な驚きや感動を与えています。
ある作家は、日々の生活で感じた不安や希望を色で表現し、また別の作家は、数字や音、記憶といった自分だけの世界観をモチーフに作品を仕上げます。彼らにとってアートは、自己表現の手段であり、同時に社会とつながるための「ことば」でもあります。
また、abilityでは単に作品を描くだけでなく、「アーティストとしての誇り」を持てるような関わりを大切にしています。
作品に込めた思いや背景を言語化し、個々の作家のストーリーも伝えていくことで、ただの“アート”ではなく、“その人だからこそ生まれた表現”として、社会へ価値あるかたちで届けています。
